マチルダの総当たり最短距離計測図形作成


はじめに

実践業務の中で「ある地点から別のある地点までの最短距離にあたる図形はどれか?」といった内容の作業は良く聞く話ですが、大量の図形に対しての最短距離にあたる図形を全て調べ上げるのは至難の業です。そこでこの機能が開発されました。


具体的には指定する基準レイヤーの個々の図形から、参照先レイヤーの図形を総当たりで調べていき、最短の図形をラインで結んで表現するレイヤー図形を作成することができるというものです。図形にはその距離を含む属性が保存されるので、別途成果データベースを作る上でもパワフルな効果を発揮してくれます。

計測図形の作成とイメージ

以下はGISの本場、アメリカ合衆国のテキサス州のヒューストン付近をサンプルとして表示しています。コンテンツを作る上で距離を数値だけで判断するよりも視覚化することで信頼性が増します。

赤い点は郵便番号のエリアを示すポイントです。アメリカには約35000もの郵便番号に分かれており、全て表示するとエラことになりますので一部のみ表示しています。
緑のラインが海岸線を示しています。


ウェブマップタイルから航空写真をアタッチしてみたら海岸線がわかりやすい。


郵便番号の区画をポリゴンで表してみるとこういう感じになります。


総当たりの最短距離計測図形を実行すると全ての郵便番号ポイントから「どの海岸線のある指定ポイントに近いか」がわかるようになります。
(この場合グレーのラインです)


目標を「あるポイント」では単純に最短距離頂点にロジックを変更するとこんな感じになります。(左下付近の距離線が顕著に表れている)


このグレーのラインは属性を持っておりますので、場合によってはCSV等にエクスポートしてデータベースに取り込みして利用します。