マチルダのレイヤーエクスポート(NIGMAS NIF2)


はじめに

ASロカス社の販売するNIGMASのフォーマットNIF2のデータへエクスポートすることができます。このエクスポートには変換テーブルが必要になりますが、マチルダの場合はNIF2の読み込みも可能なので、使い方によっては双方の読み書きデータ利用が可能になります。

変換テーブル

変換テーブルはCSV(カンマ区切り)のテキストファイルとして保存しておき、マチルダ側で変換を実行する前に指定します。フォーマットは次のようになっています。

項目番号 項目名 内容 サンプル
1 タイプ L(ライン)
T(テキスト)
P(ポリゴン)
S(シンボル)
L
2 次元 座標を2次元か3次元かを定義 2
3 メモ 対象となるレイヤーの説明 真幅道路
4 レイヤー名 対象となるレイヤーの名前 douro
5 NIGMAS ENT NIGMASのレイヤー 100
6 NIGMAS LIN NIGMASのラインタイプ 120
7 未使用 未使用
8 未使用 未使用
9 未使用 未使用
10 キーコード キーコードとして採用するフィールド名か番号を指定 {KEYCODE}
11 角度 実際の角度数値かフィールド名で指定します。 {ROTATE}
12 テキスト基準位置 実際の書出位置の数値かフィールド名で指定します。 2
13 縦横区分 テキストが縦書(1)か横書(0)かフィールド名で指定します。 {TATEYOKO}
14 フォント テキストが全角(1)か半角(0)かを指定します。 1
15 未使用 未使用
16 未使用 未使用
17 未使用 未使用
18 文字列 テキストのフィールドを指定します。 {MEISHO}
※先頭文字に#が入っている行はコメントとして無視されます。
※フィールド名を指定するときは半角ブレース"{"と"}"で囲んで指定します。

変換テーブルのサンプル

#タイプ,次元,メモ,レイヤー名,NIF2ENT,NIF2LIN,未使用,未使用,未使用,キーコード,角度,テキスト基準位置,縦横区分,フォント,未使用,未使用,未使用,文字列
L,2,行政界,azakai,10,11,,,,
L,2,小字界,koazakai,20,21,,,
T,2,小字名,koazamei,30,31,,,,{GIS_UID},{ROTATE},2,0,1,,,,{MEISHO}
L,2,鉄道,tetsudou,40,41,,,,,
L,2,道路線,douro,50,51,,,,,
L,2,水がい線,suigaisen,60,61,,,,,
P,2,建物,tatemono,70,71,,,,,

変換ヘッダ

エクスポートする1ファイル毎に変換ヘッダが必要になります。これはNIGMAS NIF2でいうところの上位2行を作成するために作る必要があります。
ファイルはテキスト形式で固定長で認識しています。
拡張子は通常は"cvh"とします。(例)12345.cvh

項目番号 項目名 内容 サンプル
1 ヘッダ番7
(1〜4カラム)
100 (図面原点X)
101 (図8原点Y)
102 (図面の縮尺)
103 (Xの長さ(m))
104 (Yの長さ(m))
100
2
(5〜50カラム)
10/td>
各ヘッダ番号の内容となる値を指定します。
-45824.034
3 メモ
(51〜最終カラム)
各ヘッダ番号のメモ的な文字列を入力しておきます。
図面のスケール

変換ヘッダのサンプル



NIGMAS NIF2データのサンプル


※キーコードは10桁対応にしています。

出力後のファイル名

エクスポートするときのファイル名は、指定したフォルダに自動的に次のような形で命名されます。
nig_番号.dat (例)nig_01.dat

指定したフォルダにその自動命名されたファイルがある場合は、番号が加算されて変更されます。
(例)nig_02.dat