■はじめに
ここではマチルダで効率よく点群データを扱うための情報を載せています。多くの他のGISアプリケーションでは3次元機能がショボかったりします。よくある話で「○○のプラグインを入れたら見れる」とか「△△点までの制限があるけど一応見れます」とか「他のフォーマットに変換したら見れる」とか「デカいファイルは途中で落ちる」言うものがありますが、 マチルダでは そんなややこしい話抜き!変換なしの直球ストレートでサクッと見れます。LASおよびLAZデータについて
■点群データ用の3つのオープンモード
点群データも用途が様々です。3次元モデルとしてガリガリ見たい人たちや、2次元的に見たい人たち、さらには素のデータを見たい人などなど、それらの要望に切実に応えるためにマチルダでは次の描画モードを用意しています。ポイントクラウドモード
ボクセル細線化モード
デフォルトモード
■プロジェクト内にモード指定で登録する方法
ファイル毎にモードを指定することができる
鳥の目と蟻の目(トリの目とアリの目)効果で使いやすくする方法
■スマートプロジェクト作成機能で点群用の基本プロジェクトを作成する方法
複数のファイルを纏めて広域用と詳細用の自動切り替えを施す目的
■更なる高速表示を求める
点の密度による処理速度の変化
ポイントサイズが2twipsで、スマートサイズが1pxだった時では他のポイントに接触していない。
仮にポイントサイズを1pxで、スマートサイズを1mに変更した場合、赤色のポイントは他のポイントに接触してしまいます。
(※大きさや単位の比率は図の大きさや広さによって組み合わせが異なります)
結果としては、赤色のポイントは描画せずにそのままスルーされます。つまり処理速度が向上します。(描画対象処理が1図形分減るという事になります)
ポイントサイズ変更方法
レジェンドパネルから目的のレイヤーをダブルクリックするとレイヤープロパティコントロールが表示されます。この中の「サイズ」を変更します。
※スマートサイズはCustom...を選び、SIZE:1m や SIZE:5m という様に設定すると拡大率ごとに変化させることができるので更に効率的です!
※この設定は3次元表示中でも変更可能です!
とりあえず超重そうな点群を速く表示する
デフォルトモードのスマートサイズは「SIZE:1px」になっていますが、これを「SIZE:5m」とか「SIZE:10m」とかに設定してから、読み込むと間引かれて表示されるので素早く見ることができます。
※シンボルサイズの設定方法や単位は
こちらに詳細があります。
■LAS(LAZ)のダウンロード可能なサンプルデータ
アメリカ合衆国メリーランド州政府の公開サンプル