マチルダの最上層レイヤーとベースマップ


はじめに

プロジェクトでレイヤーの表示タイプによって指定するプロパティがあります。ここではそのレイヤーの描画表示の方法と考え方について説明します。

ベースマップ(最下層)レイヤーについて

ベースマップはプロジェクトで指定するレイヤーで最下層に位置するレイヤーです。
このベースマップとして指定するレイヤーについては、バックグラウンドのスレッドでレンダリングされます。つまり何かと重ねても通常のリフレッシュや最上レイヤーのリフレッシュには影響しません。
従ってベースマップの指定は、Webタイルレイヤーの表示などに最適な設定になります。




最上層レイヤーについて

キャッシュドペイントのチェックを外し(layer.CachedPaint=Falseの状態)、最も上部にあるレイヤーとしてセットします。この状態にすると、マチルダ本体側のセットで「最上層の再描画」に対応できます。例えばGPSのトラッキングでリアルタイムで動くようなレイヤーに対して効力を発揮できます。
この場合、ビューイングボタンの"最上描画"をクリックして実行することで、その対象レイヤーに限定したリフレッシュ描画を行うことができ、速度パフォーマンスにおいて高い性能を発揮します。